今回は私がサイドFIREを絶対にしてやると決意するきっかけとなった「副業」について書きます。
副業に取り組もうと思ったきっかけ
以前の私は、会社をいつか辞めようと考えてはいましたが、その「いつか」がはっきりとイメージできず、質素・倹約は実行できているもののの、仕事以外の大半の時間を自分の趣味の時間に割いていました。
私自身は肉体労働の会社に勤めておりノースキルですし、会社も副業を禁止していたこともあり、仕事を辞めるには少ない手取りでコツコツと資産運用して財を築くしかないと考えていました。
20年近くかかりそうだなぁ、と漠然と考えていましたが、スキルも何もないから仕方がないと割り切って、趣味に没頭していたのです。
しかし、FIREに出会い、金融リテラシーを上げようと学びを進めていく中で、一つの動画に出会いました。
こちらの両学長の動画を見て、副業を始めることを決意しました。
FIREまでの年数を大幅に短縮できる可能性があるし、なにより99%ばれないんですから。
それからの私は、趣味に使っていた大半の時間を副業に割くようになりました。
副業せずにコツコツ資産運用してはどうか?
以前の私がそうだったのですが、会社に禁止されているしわざわざリスクを冒して副業を始めなくとも、コツコツ投資していればいつかはFIREできるのではないかと考える方もいらっしゃるかと思います。
それはその通りですが、なんといっても時間がかかってしまうことが欠点です。
手取りが20~30万円くらいだとすると、生活環境(実家暮らし、結婚、子どもの有無、居住地など)にもよりますが投資に回せる金額は10~20万円だと思います。
仮に積立NISAで3.3万円、他15万円を毎月20年間投資し続けたとします。
資産はどの程度の金額になっているでしょうか。
積立NISAを毎月20年間続けて、年利7%で増えていった場合がこちら。
他15万円を毎月20年間投資し続けて、5%で運用できた場合がこちらです。
かなり増えていますが、2つを合計して8000万円弱です。さらに5%で運用したものはNISAではないので、利益に対して課税されます。約20%が税金として引かれますので、資産額は8000万円弱よりも少なくなります。
7%で運用できた場合でも積立NISAと合わせて1億円いきません。
資産の額だけみると、20年間質素・倹約してやっとFIREできるかどうか、といったレベルです。
FIREまで20年間待てますか?
先ほどの金額を見て十分増えていると思える方は、仕事を20年間継続してFIREを目指すことがリスクも少なく、一番良いと思います。
しかし、FIREを目指す人には今の仕事(生きるための仕事)に縛られず自分のやりたいことをしたい、と考えている方が多いのではないしょうか。
そのような方はFIREを実現するのに20年、という時間は長く感じるのではないでしょうか。例え新卒で就職してすぐにFIREを目指したとしても、達成するころには40歳前後になっています。まだまだ若いとは思いますが、気力・体力が充実しているうちにFIREしたいなら若いに越したことはありません。
利率を上げてはどうか?
20年は長くて待てないし、副業を始めるのもリスクがあるしそんな時間もない。5%や7%ではなくもっと利率を上げて資産運用すれば、短期間でFIREできるのではないか、という意見もあるかと思います。
ちなみに先ほどと同じ条件で利率10%で20年間運用できた場合は資産が1億3000万円ほどになりますので、多くのかたがFIRE可能な額だと思います。
では、FIREをより早く実現するために利率を20%で10年間運用した場合はどうでしょうか。
資産額は積立NISAのものと合わせても6000万円程でFIREするには少し心許ないです。
なお、この年利20%というのは、世界一の投資家として広く知られているウォーレン・バフェット氏の年平均リターンと同じくらいの値です。
投資の為に時間を費やしているプロの投資家の中で、世界一と謳われている投資家でこの値なのです。
仕事しながら片手間で投資している一般の方で10年もの長期間、この利率を維持することは不可能と言ってもよいと思います。
アーリーリタイアには副業が必須
投資だけでFIREすることがいかに難しく、時間がかかるかわかったかと思います。
年収1000万円以上の高収入の方は給料の大半をコツコツ投資に回していれば、10年かからずにFIREすることも可能だと思います。
しかしそのような方は日本では一握りで、私のように収入が多くない方が大多数です。
月20万円程の投資では何十年もの時間をかけるか、リスクが極端に高い投機にかけるかしかありません。
だからこそ「副業」が必要なのです。
副業をすることで、単純に投資に回せる金額が増えるだけでなく、
- 本業とは違うスキルが身に付く
- スキルに磨きがかかる
- 顧客との繋がりができる(自分の販路が開拓できる)
といった利点もあります。
これらによって完全なFIREではなく、サイドFIREがぐっと現実的なものになってきます。
サイドFIREであれば、必要な資産額も半分程度で済みますし、副業によって身に付いたスキルでフリーランスの仕事を得ることも不可能ではなくなってきます。
副業の欠点
副業の良いところばかりに目を向けてきましたが、欠点についても考えてみました。
- 会社にばれる可能性がある
- 自分や家族のための時間を確保しにくくなる
- 本業と副業で忙しく、体調を崩す
会社にばれるについては、最初に紹介した両学長の動画を見てください。見たうえでリスクを考慮し、副業を始めるかどうか判断してみてください。
自分や家族のための時間を確保しにくくなるについては、ノーペインノーゲインです。先に捨てなければ望むものは得られません。痛みを伴わずに自分の望むものばかりが手に入るなんて都合のよいことはこの世にはないのです。
本業と副業で忙しく、体調を崩すについては、体力のある若いうちに取りかかることが大事かと思います。思い立ったが吉日、即行動しましょう。
ただ、健康は何よりも大切です。健康でいることが一番の節約とも言いますし、無理をしすぎない範囲で取りかかりましょう。
まとめ
副業を始めることは欠点もありますが、収入が高くない方はFIREには必須だと思います。
ただ、お金があっても健康な体がなければ全てを楽しみ切れません。
お金を目的とせず、人生の目的のために副業を活用しましょう。
一緒にFIRE目指して頑張っていきましょう。
では、また。
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